洋楽いいとこ取りコンピ 「80's Hard Rockバンドのバラード特集」


どうも告知してから一週間近く経ちましたが、重い腰を上げこの企画をすることにしました。
まぁ何でちょっと時間がかかったかというと、このジャンルってのが中々に地雷ジャンルというか・・・(笑)
やはり70's~80'sは恐らく最もHard RockとMetalの垣根が無かった時代ではないでしょうか?そういった意味で人によって分け方が違うわけで・・・そしてこの記事のタイトルを80's Hard Rockと銘打ってしまったので・・・これは〇〇じゃねえよ!と言われてしまうとどうしようもないわけで・・・(笑)
自分が詳しいと胸を張れるジャンルであれば、ある程度の反論というか理由も話せるんですが、いかんせん僕は80年代をリアルタイムで知らない世代なので何とも・・・

まぁそれでも好きな音楽なので、やっぱ記事にしたいなぁという事で僕なりにHR/HM関係なく、僕が大好きなバラードを選曲してみました。中にはアリーナロックやハードポップなんて言われてるジャンルのバンドもあるかもしれません。要はスケールのデカ目のロックをやるバンドのバラード集ってことで。知らない人は好奇の目で、詳しい方は暖かい目で見守ってください!!(笑)

Tracklist


01. Aerosmith / Angel

02. Bad English / When I See You Smile
03. Bon Jovi / I'll Be There For You
04. Cinderella / Don't Know What You Got
05. Def Leppard / When Love And Hate Collide
06. Europe / Carrie
07. Extreme / More Than Words
08. Journey / Open Arms
09. Loverboy / Heaven In Your Eyes
10. Poison / Every Rose Has Its Thorn
11. Motley Crue / Home Sweet Home
12. Mr.Big / To Be With You
13. Night Ranger / Goodbye
14. Skid Row / I Remember You
15. Survivor / The Search Is Over
16. TOTO / I'll Be Over You
17. White Lion / When The Children Cry
18. Whitesnake / In This Love
19. Van Halen / When It's Love


01. Aerosmith / Angel



エアロスミスの中でも名盤と名高い「Permanent Vacation」からのシングル。Bon Joviの影の立役者とも言えるDesmond Child氏との共作。AerosmithのCrazyもこの人の作曲。う~んたまらん。

02. Bad English / When I See You Smile



イントロの叙情的なピアノの旋律が名曲を予感させますね。VoとKeyがThe Babys(UK)というバンドのメンバー、そしてGt、Ba、DrがJourney(US)というスーパーバンドだそうです。僕はThe Babysというバンドは知らないんですが、Jouneryが好きだったのでこのバンドに出会いました。って言ってもこの曲しか知らないんですが・・・(笑)

僕はどうしても世代が違うので掘り下げる際に、コンピレーションアルバムなどを使って曲を発掘することが多くて、有名曲しかそのバンドを知らない・・・なんてことが多いんです。まぁだからこういうコンピ的な企画が好きなんですよね。深いところを突っ込まれると、「うっ」ってなる事が多いですけど(笑)

03. Bon Jovi / I'll Be There For You



80年代のハードロックがこんなにも人気で産業的とも揶揄されたのもBon Joviのヒットによるものが大きいと思います。70年代のブリティッシュハードロック/ヘヴィメタルなんかに影響を受けたメタル勢とはまた別のスタイルというか…アメリカントラッド的な暖かさとキャッチーさを内包したメロディは、やはり当時も今も耳に馴染みます。騒々しいというよりも心地いいサウンドが、ヘヴィサウンド好きのみならず、所謂「お茶の間の方々」にも受けたのではないでしょうか。

04. Cinderella / Don't Know What You Got



ヴォーカルのトム・キーファーの搾り出すような声がエモーショナルで良いです。そして・・・この曲しか知らないんですけどね・・・(笑)

05. Def Leppard / Love Bites



イギリスのハードロックバンドDef Lepardの名バラード。基本的に〇〇の~と紹介しない限り、アメリカのバンドと思ってもらって良いです。この曲収録のアルバム「Hysteria(1987)」は本当に素晴らしい楽曲がズラリ。Rocket、Animal、Love Bites、Pour Some Suger On Me、Armageddon It、Hysteriaと名曲揃い。聴きやすいので、ロックファン必聴のアルバムだと思います。

06. Europe / Carrie



スウェーデン出身のハードロックバンド。北欧らしい叙情的なサウンドと繊細なギターアレンジが魅力です。心が洗われるようだ・・・。この曲収録の「The Final Countdown(1986)」もキャッチーですが、次の「Out of This World(1988)」で更にポップになり、ある種の80年代ハードロックサウンドの到達点とも言える作品かもしれません。オススメ。

07. Extreme / More Than Words



80'sハードロック大好き国として名高い我が日本の中でも特に人気の高いExtremeの代表曲。アコギを手にしたとき思わずこの曲のイントロを弾いてしまったら、モテモテなんじゃないかと勘違いしてしまいそうになる名フレーズの応酬。ギタリストのヌーノ・ベッテンコートはソロでも人気ですよね。よりファンクテイストの強い作風だったりと色々やってるみたいです。さり気無く日本のJAM Projectでもギター弾いてるという・・・LOUDNESS→LAZY→JAM Projectみたいな繋がりで知り合ったのかな?

08. Journey / Open Arms



このバンドはアンチMTVな所があるらしく、MVはあまり力を入れて作成しなかったそうな。なのでライブ映像をどうぞ。まぁ何よりこのバンドはライブのほうが良い音出してます。それも恐らく天性のカリスマ性を持ったスティーブ・ペリーのヴォーカルだと思います。歌うますぎ。

09. Loverboy / Heaven In Your Eyes



映画の主題歌、あるいは挿入歌が大ヒット・・・なんてのは良くあるわけですが、トム・クルーズ主演の「トップガン」程ヒット曲を多く飛ばした映画も多くはないでしょう。Kenny Logginsの「Danger Zone」に、Berlinの「Take My Breath Away」は大ヒットを飛ばしています(前者は全米1位、後者は全米2位)。そしてこのカナダのハード)ロックバンド、Loberboyのヒット曲もまたトップガンの挿入歌なのです。まぁ・・・最高位は12位らしいんですけどね・・・。シカゴ的なAORっぽい80年代サウンドが良いですね。

10. Poison / Every Rose Has Its Thorn



MR.BIGのリッチー・コッツェンも在籍していたPoisonの全米ナンバーワンシングル。この曲収録の2nd「Open Up & Say Ahh(1988)」は800万の売上だそうです。ヘアメタル・グラムメタルなんて言われて、見た目のど派手さやキャッチーさを全面に出したサウンドを揶揄されてましたが、それこそが彼らの魅力だと僕は思います。

11. Motley Crue / Home Sweet Home



ぶっちゃけあんまり彼らが好きではなかったんですが、トミー・リーのソロのはむちゃくちゃ好きなので、この記事にも載せました。あの90's~00'sのUS ROCKを代表するバンドとのコラボが中心のさk品だったので凄いツボだったんですよね。Deftones、Incubus、Butch Walker、Nickelback、Jack's Mannequin、Good Charlotte、Back Street Boysのボーカル陣とのコラボは中々面白かったです。特にButch Walkerとの「Good Times」はかなり好きです。モトリー・クルーそっちのけですがオススメです(笑)

Tommy Lee / Good Times



12. MR.Big / To Be With You



このトラックリストの中では一番聴き込んでいるバンドかもしれません。自分の能力に絶対の自信を持っている我の強いメンバーが集まり、「オレが俺が!」の精神でぶつかりある楽曲がある意味人気の彼らですが・・・この曲はまとまりのある暖かいソウルフルナンバーになっています。こういう歌物な曲はヴォーカルのエリックが作曲してるんだって事は、彼のソロを聞くとわかります。僕はこういう曲が大好きなので、彼のソロも結構CDを集めてました。個人的にはEric Martinのソロ作では「Pure」っていうアコースティックEPがオススメです。

最近の再結成はオリジナルメンバーであるポール・ギルバートがギターなのでちょっと残念。リッチー・コッツェンのブルージーなギターの方がソウルフルなエリックの嗜好と合うんじゃないかなぁって個人的に思っています。

13. Night Ranger / Goodbye



同世代のバンドは活動休止を挟んだり、解散したバンドも多い中、現在も活動を続けているハードロックバンドNight Ranger。ツインギター・ツインボーカルという厚みのあるサウンドが特徴。二人のギターヒーローのギターソロは必見。

14. Skid Row / I Remember You



高校時代に、Bon Jovi好きは絶対にオススメ!というTSUTAYAの煽り文に誘われレンタルしたこのSkid Rowの1st「Skid Row(1989)」。何でもJon Bon Joviが運営するレーベルからリリースされたとかで、そういう煽りが付いたらしいです。聴いてみるとそんなにBon Joviっぽくないなぁっていう感じでしたし、かなりサウンドもバッドボーイズな感じでトンガッてるイメージだったんですが、当時この曲を聞いて鳥肌が立った記憶があります。

15. Survivor / The Search Is Over


ロッキー3の主題歌「Eye of The Tiger」で有名な、サバイバーのバラードナンバー。アルバム「Eye of The Tiger(1982)」の方が売れましたが、この曲収録の「Vital Signs」はアルバムの完成度としてはこっちの方が上な気がします。ハードポップあり、ハードロックあり、バラード有りとバランスが良い作品です。僕的にはベスト・キッドの主題歌「The Moment of Truth」が収録されてる日本盤をオススメします。

16. TOTO / I'll Be Over You




ハードロックっていうか、AOR的なポップスに近いんですが・・・。トイレメーカーと同じ名前のバンドTOTOのバラードナンバー。彼らが産業的と言われてしまうのは、ある意味職人気質な技術・ソングライティングが、テクニカルかつキャッチーなサウンドを生み、ヒットをしてしまったからなのだと思います。なのでTOTOファンは、彼らが本格派である事を望んでいるので、産業ロックというネガティブに取れる評価は気に入らないそうな。


17. White Lion / When The Children Cry



アルバムとかで聴いたことはないんですが、友人に薦められてこの曲だけで知ってるWhite Lionのバラード。無駄にスケールがでかくないのも好印象。

18. Whitesnake / In This Love



このイントロでたまらなく興奮してきた人・・・間違いなく80's中毒だと思います。そう言い切れるような時代を象徴する音作り・フレーズに、当時の雰囲気・空気感を想像しテンションが高くなってしまいます。元ディープ・パープルのヴォーカリスト、ディヴィッドカヴァデールが中心に結成したイギリスのハードロックバンド、Whitesnakeは今回紹介したバンドでもかなり上位に好きなバンド。この曲収録のセルフタイトル「Whitesnake(1987)」はBad BoysやHere I Go Again等名曲揃い。

19. Van Halen / When It's Love



ニコニコ・ライトハンド奏法でお馴染みのVan Halenのバラード。サミー・ヘイガーの鋭いヴォーカルが胸に刺さります。ディヴィッド・リー・ロス在籍時よりもサミー・ヘイガーがヴォーカルをとっていた時期の方が個人的には好きです。

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確かにこの世代のハードロックバンドは商業的とも取れるようなプロモーション的な音楽活動が目立ちました。パワーバラードを作れ!という強いレーベルの横槍が多かったんだと思います。ですが、その中でもこういった名曲たちが生まれるのは、本人たちのメロディに対する真摯なまでの姿勢と、やはり素晴らしいセンス、そしてそれを表現するだけの技術を持っていたからだと思います。
産業ロックと馬鹿にするのは簡単ですが、もう一度彼らの音楽を聴いて評価を改めて見るのも良いんではないかなぁ~と記事を書いていて感じました。

僕はやっぱり音楽に求める快楽ってのはグッドメロディである事が重要ですからね!


洋楽いいとこ取りコンピバックナンバーはこちら




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