(激PUSH盤) Friendly Fires / Pala (2011)



一言レビュー「ノスタルジック・ポップサウンドの素晴らしき開放」

Genre: New Wave/Electro/Dancepop
For Fans of: Depeche Mode, Delphic, Hurts.
Country: Hertfordshire, UK.
Label: XL Recordings

1. Live Those Days Tonight
2. Blue Cassette
3. Running Away
4. Hawaiian Air
5. Hurting
6. Pala
7. Show Me Lights
8. True Love
9. Pull Me Back To Earth
10. Chimes
11. Helpless

Myspace

Live Those Days Tonight


個人的に、完全に前作を超えてます。前作はポストパンクやらシューゲイズやら、「インディーロックバンド」っぽいサウンドでしたが・・・今作はハウスっぽい感じのシンセポップサウンドをバックトラックに、時にノスタルジックに、時にソウルフルに歌い上げる、お洒落でキャッチーなダンスアルバムに。

サウンドからも80年代ポップスへの更なる傾倒を感じれますが(日本盤のボーナストラックではデペッシュ・モードのカバーもあるくらいですし)、上記の"Live Those Days Tonight"のコーラス部分の歌詞からも、セカンド・サマー・オブ・ラブへの憧れと取ることも出来ますよね。
「あの輝いていた時代に戻りたいけれど、もうあの熱さを感じる事はないだろう。それでも僕は今を生きてく。」みたいな?

Blue Cassette


この曲の開放感ったらないですね。たまらんです。あの時代の音をやりたいけど、ただの模倣じゃなくて、今を生きてる彼らにしか出来ないアプローチで挑んでるからこそ、ノスタルジックでポジティブなサウンドなんでしょうか。

後はやっぱりダンスミュージックであるが故に、レイヴ感を優先させてしまいがちですが、ちゃんと歌物としてメロディーがしっかりしてて、聴いていて気持良いんですよね。パーカッションの一つとしての
ヴォーカルではなく、ちゃんと主旋律を担う楽器として扱ってますし。


※スタジオセッションしてるような動画を発見しました。クオリティ高いです。

Live Those Days Tonight (Lightbox Session)

Blue Cassette (Lightbox Session)

Hawaiian Air (Lightbox Session)

Show Me Light (Lightbox Session)


こういった演奏を見てると、ライブでの再現率も期待できそうですね。ライブで一緒に空間を共有しながら、この演奏をやられたらちょっとトリップしちゃいそうですね。レイヴ感ってのは攻撃性だけじゃないんだな、って改めて教えてくれた名盤。いや、名盤は言い過ぎかもしれないけど、今年のトップアルバムの1枚なのは間違いないです。




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