The Casualties / For The Punx (1997)



一言レビュー「USストリートパンクの名盤」

Genre: Hardore/Punk 
For Fans of: G.B.H, The Exploited, Crucifix.
Country: New York, US.
Label: Tribal War Records.

1. For the Punx
2. Ugly Bastards
3. City Life
4. Riot
5. Casualties
6. Who's Ganna Be....
7. Police Brutality
8. Punx and Skinz
9. Destruction and Hate
10. Two Faced
11. Chaos Punx
12. Punk Rock Love

Myspace

For The Punx


日本ではRancid等とUSストリートパンク勢の代表格として紹介されることの多いThe Casualties。ストリートパンク勢の恐ろしい所はファンですね。彼らの前で生半可な気持ちで「好き」なんて言った日には・・・ゴクリ・・・
現在パンクに影響されたジャンルっていっぱいあって、色んなジャンルと影響し合いながら様々なスタイルをとっています。その中でもそういう外に肉付けされていったものを一切削ぎ落としていって、剥き出しのサウンドをぶつけてくる所が格好良いし、そういうスタイルを取るという姿勢自体も格好良い部分なんだと思います。

Two Faced


何かそういうスタイルを見てると色んな意味で排他的というか、そういったスタイルに憧れたりすることもあります。僕らは社会集団の中でしか生きていけない事が多いですが、それ全てに馴染みきっているとは言えない事が僕には多くて。心では違うと思っていても「そうですよね~」と笑って言わなきゃいけない。
まぁぶっちゃけ正直それがそこまで苦ではないんですが、こういうパンクを聴くと、
「うるせえ!知らねえ!甘っちょろいこと言ってんじゃねえ!これがパンクだ!」
とはっきり排他的な姿勢を取るスタイルが凄く痛快で。僕の考える音楽観(←生意気)からして、そういう他のジャンルを否定・拒絶したスタイルはあまり褒められたもんじゃないかなぁって気もしますけれど。でもまぁそれは置いておいて・・・彼らの妥協・馴れ合いを一切抜きにして「NO!」と叫ぶスタイルが、いっそ清々しく、一度やってみたい程に痛快で。

あるカラオケにて
女性A「やっぱK-POPってやばいよねぇ~K◯RA超可愛い」
男性A「EX◯LEの歌泣ける・・・」
僕「We're the Punks of today!! (Spikey Hair!! Drunk Punks!!)
And we're Punks here to stay!!」
皆「?!」
僕「もうお前らにはウンザリなんだよ!!コンチクショウ!!」
そう言って着ていた服をビリビリに破いて窓ガラスをぶち破って外に飛び出したいですね。

まぁ絶対にやりませんけど。

冗談はさておき、まぁ今のは例に流行の音楽を提示しましたが、別に僕がそれを否定したわけじゃありませんから!ありませんから!例えですから!ふぁんふぁんうぃーひっざっすてーっすてーっ!おなじかぜーのなかっ!うぃのーっうぃらーっおーぉ!・・・・・・こんなんじゃパンクスへの道は程遠いですね。

Punk Rock Love


ぶっちゃけこういうパンク以外はパンクじゃねえ!と言える程、今のパンクシーンに絶望なぞしていないので、僕は排他的にはなれません・・・と、いうかポップパンクとかメロディックハードコアとか大好きなので、そこまで尖ることは出来ません。ポップパンク等を否定する気は一切ありませんが、だからこそそういう尖ったスタイルは憧れる部分でもあります。

一切このバンドのレビューになってないですね。
1987年結成のストリートパンク・ハードコアバンドで、現在も活動中。現在までに8枚アルバムをリリースするなど精力的にリリース。近年メロディックになってきてファンからはやや批判的ですが、やはり根強い人気ではあります。
今回紹介したアルバムは彼らのデビューアルバムです。初期ということで衝動的な姿勢・サウンドで、彼らのアルバムの中でも高い人気を誇っています。「Punk Rock Love」はライブでもよくプレイされるアンセム。
今年のSHIBUYA CRASH 2011にも参戦する予定だそうで、単独来日も期待できる・・・かも?
最新アルバムが2009年リリースなので、そろそろ新曲とかも出来てたりするかも。SHIBUYA CRASHでやったりすかもしれませんね。


※排他的という表現を使いましたけど、あくまで僕の感想に過ぎないので、そういった表現一つ一つが引っかかる方も多いかと思います。聞く人によって感じ方も違うので、パンクの解釈に関しての異論は超認めます。



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