Save Your Breath / Vices (2011)



Rate: 8.8/10.0
Genre: Pop Punk/Emo/Powerpop
For Fans of: Hit The Lights, Fireworks, Not Advised. 
Country: South Wales, UK.
Label: Adeline Records/IN-n-OUT Records


1. Nothing Worth Having Comes Easy
2. Loud & Clear
3. The Lost Boys
4. Vices
5. Stay Young
6. Sweet Dream, Bro
7. Don’t Let Me Down
8. 10.08.04
9. Fake It Like You Mean It
10. You’re A Rebel, Alright
11. Transit
12. Sink or Swim (Japanese Bonus Track)

Nothing Worth Having Comes Easy


CD自体は持ってないんですが、フル試聴出来るサイトでメモしながら聞き込みましたのでレビューしたいと思います。
CDは日本ではディストロするなど、輸入する以外流通が無いっぽいんですが・・・なんとIN-n-OUT Recordsさんが遂に動き出し始めました!久々にIN-n-OUTさんからCDがリリースされます!それがこのSave Your BreathのVicesの日本盤らしいです!既にSTMさんとかでは購入ページが作成されています(→こちら)。
大好きなレーベルさんから10月にリリースという事で、「こりゃ先行レビューしてPUSHしていこう!」ってなわけで、記事を書きました。まぁぶっちゃけ音源も出てるので先行レビューってわけでもないんですけどね。

10.08.04


しかし、1st EPの頃より垢抜けましたね。彼らの粗雑なポップパンク感が、ある種の勢いというかパンキッシュさを出せていた分、今作のまとまってきた感じがどうでるか・・・って所なんですが・・・
個人的にはもうアリアリですね。アリーヴェデルチです。歌モノのポップパンクとして完全に突き抜けましたね。言うなればFall Out Boy、Hit The Lights、All Time Low的なメロディが先行しているポップパンクサウンドとして完成した感じ。同郷だとNot Advisedなんかもそうですよね。彼らも素晴らしいメロディを作っていますが、それに負けず劣らずのグッドメロディを生み出しています。

「メロディ先行」という表現を使うと、パンクが好きな方の中には「ちょっと・・・」と敬遠してしまう場合もあるかもしれませんが、疾走感や勢いが無いって事じゃないんですよ。勿論そういうのがありますが、持ち味として「グッドメロディ」が前面に出てるっていう感じです。そういう意味で凄く僕好みのバンドになりました。

つまり「歌モノの楽曲」としても高いレベルで成立していて、ポップパンクソングとしての疾走感やアグレッシブさってのもあって、凄く聞いていて気持ち良いんですよね。そこら辺を僕個人の好みのバランスでやっているのでもうたまらんです。Not Advisedが最近の若手で最高のポップパンクバンドだったんですが、対抗馬が出てきたようです・・・。

Vices


僕が思うに近年のポップパンクを楽しむ上で2つの聞き方があると思うんですよね。まぁ僕がこういう風に分けて聞いてるだけなんですが・・・

一つは疾走感や衝動感等を重視し、青春の心を掻き毟るような感情を楽しむ聞き方。最近で言うとモダンポップパンク・・・ファストなポップパンクやEasycore、Popcoreみたいにタフでヘヴィなサウンド、つまり攻撃的なサウンド。やはりこういうのは聞いていてスカっとするんですよね。痛快というか。ある種、昔のパンクと同じような聞き方というか・・・その攻撃的なサウンドと共に、衝動的な精神性すら共有して、発散するというか一緒に楽しむというか・・・そんな感じ。

もう一つは、上記に書いたように、一つの「歌モノの楽曲」として聞く。つまり疾走感、攻撃性、衝動感が一つの曲の魅力としてのファクターとなっていて、全てではない聞き方。この場合の聞き方はバランスが重要になってきますね。上の聞き方の場合は「曲の速さ」は魅力であったんですが、この聞き方の場合、それが足を引っ張る場合もある。※「例えばメロディが魅力的なのに、そんな速いとメロディの良さがなくなっちゃう・・・」と感じる人もいる筈。
まぁぶっちゃけ人の数だけ聞き方があるし、状況によって両方を使い分けてる人が殆どだと思いますけど。

今作は後者の聞き方で聞くとこのアルバムが一層素晴らしく聞けますね!前者の聞き方をしてる方はやや物足りないアルバムになったかも・・・て感じです。凄まじくバランスが良いんですよね。ポップネス・疾走感・力強さ・エモーショナルさってのが、クドクなくキャッチーに、それでいてしっかりフックが効いていて飽きさせない。でもまぁ何回も言いますが、やっぱりメロディが素晴らしいってのが一番ですよ、本当に。

こりゃ絶対日本盤ゲットせにゃあ!!

Loud & Clear





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