Rival Schools / Pedals (2011)



一言レビュー「元ハードコアバンドが生んだ普遍性と洗練性」

Genre: Indie/Emo/Rock
For Fans of: Jimmy Eat World, FAR, Gameface.
Country: N.Y, US  
Label: Photo Finish Records

1. Wring It Out
2. 69 Guns
3. Eyes Wide Open
4. Choose Your Adventure
5. Racing To Red Lights
6. Shot After Shot
7. A Parts For B Actors
8. Big Waves
9. Small Doses
10. The Ghost Is Out There

Myspace



ニューヨークのオルタナ・エモロックバンド、Rival Schoolsの待望の2ndフルアルバムをれぶー。

いやあ素晴らしいアルバムですね。僕はこのアルバムが初めてなので、彼らの音楽性をこの作品でしか感じることが出来ないんですが、思ったよりもモダンなサウンドのバンドなんですね。元Youth Of Today、そして現在もGorilla Biscuitsで活動することもあるWalter Schreifelsが90年代に活動していた
エモバンド・・・という肩書き故に、Rival Schoolsはもう少しラウドというか、かき鳴らすサウンドのイメージがありました。2003年に活動を休止し、2008年に再び活動再開して今作をリリースする段階で変わっていったのかもしれませんけどね。
掻き鳴らし、叫ぶように歌い、エモーションを感じさせるバンド。あるいはチープで粗雑さがありながらも、その「へちょさ」に美しいギターフレーズなんかで、ナードな部分にエモーショナルを感じるバンド。そういったイメージのある90年代エモサウンドとはまた違う、高い洗練性を持ったエモーショナルロックバンドという印象でした。エモいなぁと感じるより先に、モダンロックっぽいなぁって思うくらいでした。

69 Guns


要因としては、サウンドプロダクションがむちゃくちゃ良いからでしょうか?音作りもバランスも抜群だし、一切無駄な物が無くソリッドな感じすらあります。それでいて彼らの持つ雰囲気・メロディがスケール感を生み出していて・・・そこら辺は凄くエモい!って思えますね。

モダンロックとエモバンドの間的な感じで、カレッジロック的って言うと一番しっくりくるかも。Third Eye Blindとかもオルタナって言うかカレッジロック的な所あったけれど、それっぽい所がこのバンドにもあります。

Small Doses


もう一つはやはり、キャッチーともいえる普遍性を感じさせるメロディでしょうか。そこら辺と落ち着いた雰囲気がモダンな感じさせる要因かなと思います。

エモーショナルさと普遍性を上手く両立出来てる素晴らしい作品だと思います。上手くラジオや有線を使えば、チャートに食い込む事も可能なのではと思わせる楽曲群・・・彼らが元ハードコアバンドとは思えない洗練性を携えて、今後どういったサウンドを作り出していくか、今後も要注目ですね。

Shot After Shot





0 件のコメント:
コメントを投稿

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...