Hüsker Dü / New Day Rising (1985)



Rate: 9.0/10.0
Genre: Hardcore/Punk/Alternative
For Fans of: The Replacements, Descendents, 
Country: Minneapolis, US.
Label: SST Records
Myspace: http://www.myspace.com/flipyourwig


1. New Day Rising
2. Girl Who Lives On Heaven Hill
3. I Apologize
4. Folk Lore
5. If I Told You
6. Celebrated Summer
7. Perfect Example
8. Terms Of Psychic Warfare
9. 59 Times The Pain
10. Powerline
11. Books About UFOs
12. I Don't Know What You're Talking About
13. How To Skin A Cat
14. Whatcha Drinkin'
15. Plans I Make

一言レビューにはああ書きましたけど、別に語れますけどね。聴きたい音楽はあって当然だけど、聴かなきゃいけない音楽なんてもんは無いですよね!とガチレス。ただ聴いて欲しいなと思う音楽があるわけで僕はレビュー記事をやってるので、そこら辺(聴いてほしいなという感情)はグレーゾーンで!!(笑)

さて、初期のGoo Goo Dollsが影響を受けたバンドは以前紹介したThe Replacementsと、このHüsker Dü(ハスカードゥ)!GGDのみならず、90年代の多くのパンク・ハードコア・ロックバンドに影響を与え、特にオルタナ・グランジムーブメントに最も影響力のあるバンドの一つと言えます。The Replacements、Hüsker Dü、Black Flag、Desendents、Bad Religion、Social Distortion辺りの80年代から活躍してるバンドが90年代のバンドに残した功績は半端じゃないと思います。特に上記の6バンドは僕自身好きってのもあって、勝手に凄く重要視してます。(いや、事実重要なバンドなんですけど、更に偏ってと言うか、妄執的にと言うか・・・だから上の一言レビューでの発言に繋がります)

New Days Rising


方向性がThe Replacements同様ハードコア・パンクだったサウンドからオルタナティブでポップなサウンドへと意向していくので、ファンの中でも好みのアルバムが変わります。僕はこのアルバムともっとポップになった"Candy Apple Grey (1986)"が大好きですね。The Replacementsの"Pleased Meet To Me"のレビュー記事でも似たような言いましたが、ハードコア・パンクな荒々しく疾走感のあるノイジーな攻撃性と、徐々に現れるメロディ性とポップネスが絶妙なバランスで成り立ってるアルバムなんですよね!そこがたまりません。

このタイトルトラックの疾走感がたまりませんね!彼らの持ち味としてやはりソングライティングもそうですが、演奏の技術というか表現力が素晴らしいと思うんですよね。楽曲の疾走感というか・・・ドライブ感、這うように滑るように駆け抜けるサウンドとして表現していて、凄くスリリングに感じれるんですよね。ヴォーカルの切迫感も凄い。個人的にこのアルバムのダントツの曲ですね。彼ららしい名曲とも言えます。

Celebrated Summer


この曲の甘酸っぱさったら無いです。SSTなだけあってDescendents周辺のサウンドが好きな人にも行けそうなメロディックサウンドって感じもありますね。実際この時期のサウンドはハードコア・パンクな部分とオルタナロック・メロディックな部分が両方出てる時期なので、メロディックパンクとも言えるサウンドですからね。

2:54以降の盛り上がっていく展開がたまらないっす!重なってくるリードギターのフレーズの瑞々しさよ!

59 Times The Pain


Bob Mould(Vo/Gt)とGrant Hart(Dr/Vo)の2人のソングライターのどっちが好き?なんて論争が、他の人気バンド同様、このバンドに関しても起こっているんですが、個人的にはどっちも好きですね。Goo Goo DollsやThe Replacements程、そこまで大きく違ってるわけでもない気がするので・・・(僕がまだまだ彼らのファンとしてまだひよっ子だからなのでしょうけれど)
しかし、皆さんもどっちが上とかそういう話をしてるというよりは、それぞれの違い・・・つまり魅力を見つけて楽しんでるって感じですけどね。
それで言うと、Bobはハードコア・メロディックパンクなサウンドが魅力で、Grantはオルタナ・USロックな部分が魅力って感じでしょうか?初期の作品はBobの曲にピッタリな疾走ハードコアサウンドで、Bobの魅力が生かされていた感じです。後期の作品はGrantの曲も増え、Grantの曲に合うようなサウンドになってきた気がして、Grantの曲もより光るようになった印象。
このアルバムはBobの楽曲が多いですね。上記にも挙げた"Candy Apple Gray"なんかはGrantの曲が凄くイイ感じですよ。

この作品のプロデュースはSSTの人気プロデューサーのSpot(Glen Lockett)ってのも良いですよね。 Black Flag, Minutemen, Meat Puppets, Hüsker Dü, The Descendents, Minor Threat, The Misfits等80年代のアンダーグラウンドを賑わせたバンドの作品に多く関わっている凄いお方。良い仕事しますね!この作品もギターの歪ませ具合が凄いSPOT氏らしい感じですね。

Plans I Make


現代のアンダーグラウンド音楽が好きな人全てに聴いて欲しいアルバム!

※80年代のアルバムなのに90's Rockというカテゴライズしましたけど、サウンドの感じ・与えた影響って事で、90's Rockタグを付けました。



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