The Red Jumpsuit Apparatus / Am I The Enemy (2011)



一言レビュー「原点回帰とも言えるエッヂの効いたサウンドが帰って来た。」

Genre: Alternative/Screamo/Rock
For Fans of: Silverstein, Ivoryline, Just Surrender.
Country: Florida, US.
Label: Collective Sounds

1. Salvation
2. Reap
3. Wake Me Up
4. Am I The Enemy
5. Dreams
6. Dive Too Deep
7. Where Are The Heroes
8. Angel In Disguise
9. Dont Lose Hope
10. Fall From Grace
11. Choke
12. Reap (Radio Edit)

Myspace

Reap


1stアルバムがHMVやタワレコ等でプッシュされまくっていて知ったバンド。そんな彼らのメンバーチェンジ後の初のフルアルバムである3rdアルバムをれぶー。

1stアルバムは現在の形骸化されつつあるスクリーモサウンド以前の、どちらかというとパンキッシュ、あるいはヘヴィめのロックサウンドを鳴らすバンドでした。2ndが割と僕のイメージする彼らのサウンドとかけ離れていたので、手を出していなかったんですが、今作は一味違うぞ!と意気込む友人にCDを借りて聴いてみると・・・成程確かに。

2000年代前半に当時スクリーモと呼ばれていたバンド、Story Of The YearやThrice、Finch、The Used、Silverstein、Funeral For A Friend、Senses Failとかに言えるのが、今ほどメタルの影響が強くなく、パンク・ハードコアとヘヴィロックの歩み寄ったサウンドって感じな気がしました。要はロック色が強かったんですよね。そういうサウンドを鳴らすバンドは減りましたが、こうやってその時代を彷彿とさせる曲を聴くとホッとしますね。

別に最近のが嫌いとかってのは全くないんですが、やはり10代に聴いた音楽ってのは今も引きずるわけで(*´Д`*)>タハハ。どうしても贔屓目になってしまいますね。

Am I The Enemy


上手く彼らが原点回帰出来たのも、スクリーモの仕掛け人であるプロデューサーのジョン・フェルドマンによる力が大きかったかもしれませんね。彼も大概良い仕事しますね、本当に。

ただ現行のスクリーモを聴く体勢で、このアルバムを聴くとややアレンジが物足りない感じがします。ようは現行のスクリーモのシャウト・メロディがしっかり分かれている展開(人が分かれているというだけでなく展開そのもの)の良さ、つまりメリハリがある展開に慣れていると、やや平坦に聞こえてしまいそうです。

まぁでも上記に並べたバンドが好きな方や、このバンドをロックバンド・あるいはラウドサウンドなエモバンドだと認識して聞ければ、グッと来るメロディやフレーズに出会えるはずです。多分。

Choke


個人的にこのバンドにそこまで思い入れが無いので、いつもよりやや冷静なレビューになってしまいましたが、後半の"Choke"はちょっと痺れました。こりゃキラーチューンですな。




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