The Subways / Money And Celebrity (2011)



一言レビュー「1stでも2ndでもない、3rdアルバムのThe Subways。良いね!」

Genre: Rock/Alternative/Pop
For Fans of: Ash, General Fiasco, The View.
Country: Hertfordshire, England
Label: Warner Bros

01. It's A Party
02. We Don't Need Money To Have A Good Time
03. Celebrity
04. I Wanna Dance With You
05. Popdeath
06. Like I Love You
07. Money
08. Kiss Kiss Bang Bang
09. Down Our Street
10. Rumour
11. Friday
12. Leave My Side
13. Latest Story
14. Varsity Fox

Myspace

We Don't Need Money To Have A Good Time


1stの弾けるロックンロールと、2ndの緊張感のある骨太サウンド、そして今作はそれに更なるポップテイストが加わり、バランスとしては今作がピカイチかもしれません。良い年の取り方をしてるバンドかもしれませんね。1stの弾けてる感じは確かに10代でしか鳴らせないロックンロールでした(当時バンドの平均年齢が10代でした)。2ndはそういう弾けたイメージを払拭するような、シリアスでオルタナなサウンドに。それで今作、1stの自分も2ndの自分も間違ってなかったと感じ、それらを上手くポップという要素で纏め・練り上げた感じがします。

まぁここまで高評価なのも、ただのファンだからなのですけれど。コピバンやってたくらいなのでむちゃくちゃ好きです。

Friday


やはりどの曲を切り取ってもポップになりましたね。そこはNirvanaやQueens Of The Stone Ageのようなオルタナサウンドが大好きなBilly君(Gt/Vo)、The Subwaysらしい癖やオルタナ感を残しつつ楽しいロックをやっています。

前作はシリアスで真面目な顔をしてライブをプレイしてそうな曲が多かったですけど、今作はニコニコしながら出来そうな曲が多いですね。
そしてポップになったことによって今作はよりUKらしさが出ていますね。彼のオルタナ部分やロックな部分ってのは上述のUSの2バンドから強い影響を受けているようでしたが、ポップな面はOasis等のブリットポップから受けているらしく、そういう意味でUKらしさが出て本国でも更に人気が出るのでは?
前作の流れからBiffy Clyro化すると思ってたんですが、うまくUKのポップ感が出てるのはプロデューサーの手腕かな?Stephen StreetはBlurやKaiser Chiefs、Viva Brother等のブリットポップ的なバンドもプロデュースしつつ、FeederやGraham Coxonのようなオルタナなアーティストも手がけている彼は今作ではうってつけだったんでしょう。

Celebrity


後は1stのガレージ感が2ndを経ることによって抜けたのも、安定感のあるサウンドになって良いですね。勢いがちょっと物足りないかなぁって人も、ライブであちゃんと爆発しているので問題ないはず。Billy君の歌い方も、喉のポリープが出来て以来、丁寧に歌うようになりメロディが際立っています。CDだとあのシャウトが格好いいんですが、昔のライブだと声が出ていなかったんですよね。あんまり宜しくない歌い方だったのかもしれません。

後変化と言えば、BassのCharlotteとBilly君が別れてしまったそうです。とりあえず今は冷静みたいで、解散とかはないそうです。良かった良かった。

全体的にまとまっていて凄く聴きやすいです。ただ前作のスタイルの方が、UK現シーンに於いて少数派なサウンドを鳴らしていたので個人的には凄く好きでした。ああいうBiffy ClyroとかAshとかFighting With Wires、In Case of Fireみたいなバンドが大好きな僕としては、なので今作が最高傑作!という人もわかりますし、1stこそ衝動的で素晴らしい!という人にも納得できます。まぁ結局は全部好きですけどね。

Turnaround (2nd収録)





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