Tribes / Baby (2012)



Rate: 7.9/10.0
Genre: Indie/Rock/Pop
For Fans of: The Pixies, The Kooks, 
Country: London, UK.
Label: Island Records


01. Whenever
02. We Were Children
03. Corner of an English Field
04. Halfway Home
05. Sappho
06. Himalaya
07. Nightdriving
08. When My Day Comes
09. Walking In the Street
10. Alone or With Friends
11. Bad Apple

Myspace

Corner Of An English Field




Indie Rock界に蔓延ってると僕が勝手に思ってるイメージがあるんですが・・・「オリジナリティ溢れるサウンド」ってのを皆追い求め過ぎなんじゃないかっていう。勿論バンドはあまり意識してない部分かもしれないので、僕ら聴き手の問題。
異色のバンドや今までにないサウンドを求めるのは分かりますし、そういうバンドに衝撃を受けた時って物凄く快感ですよね。そういう中でこういう「普通に良いバンド」ってのを聴くと、何となく物足りなく感じてしまう。でも何度か聴いてみると、どうにも良く聴こえてくる。そういうバンドには多くのバンドが求める普遍性のポップネスを持ってたりしてて、気がついたらこのバンドが好きになっていたりしてて・・・
と今回れぶーするのは「普通に良いバンド」で、ロンドンのIndie Rockバンド、Tribesの1stアルバム。

Nightdriving


ぶっちゃけ何処が良い?と聴かれると困るバンドです。メロディが良いとかそのくらい。特に変な事もしていない。この世の悲哀を嘆くわけでもないし、絶望を叫ぶわけでもない。カウンターカルチャーのような確固たる思想や信念の下やってる感じもない。音楽が好きで、ギターとベースとドラムでバンドをやったらたまたま良い曲が書けて、そうしたら人気が出てアルバムを作りました・・・みたいな?

メディアがこのバンドに大して様々なレッテルを貼ろうとしていますが、「普通に良いバンド」これだけで良いんじゃないでしょうか?彼らにこれ以上の装飾は要らない気がします。それだけ嘘臭くなるというか・・・
メディアの言うように、「元気のないUK Indie Rockを救う」だの、「シーンを元気付ける」だの・・・そんなバンドであって欲しくないと思います。勿論バンドがそんな事言ってるからそういうレッテルを貼ってるのかもしれないですけど。でも僕としてはただ何となく普通に良いバンドとして活動を続けて、アルバムを出す度に「あ、アイツら新譜出すのか、チェックしてみようかな・・・」ぐらいのポジションだと丁度いいかなあって思ってます。まあ勝手な意見なんですが。

UKってメディアって新人に対して異常にハードル低い上に、褒めるだけ褒めてシーンに祭り上げた後は、直ぐにボロクソに叩いて潰すっていう事をするイメージがある(ニューレイブシーンとか)ので、Tribesはほっといて欲しいと思うんですよね。時代を担う凄いバンドではないですけど、Indie Rock界でも取り分け普通で、そして何となく良いバンドの彼らには、出来るだけ長く愛されるバンドであってほしいので。

Sappho





0 件のコメント:
コメントを投稿

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...