The Darkness / Hot Cakes (2012)



Rate: 7.9/10.0
Genre: Gram/Hard Rock/Powerpop
For Fans of: Queen, Van Halen, Cheap Trick.
Country: Suffolk, UK.
Label: Canary Dwarf, Play It Again Sam, Wind-Up.


01. Every Inch Of You
02. Nothin’s Gonna Stop Us
03. With A Woman
04. Keep Me Hangin’ On
05. Living Each Day Blind
06. Everybody Have A Good Time
07. She Just A Girl Eddie
08. Forbidden Love
09. Concrete
10. Street Spirit (Fade Out) (Radiohead Cover)
11. Love Is Not The Answer
12. I Can’t Believe It’s Not Love (acoustic demo)*
13. Love Is Not The Answer (acoustic demo)*
14. Pat Pong Ladies*
15. Cannonball (long version) *
*Bonus track

Nothing's Gonna Stop Us


Queen meets AC/DCのバンドがCheap Trickにプロデュース頼みましたって感じのサウンド。つまり70's~80'sの絢爛豪華でスケール感のある馬鹿馬鹿しいハードロックサウンドがここにはあります。
そんなサウンドが"Classic"と揶揄されてしまう時代に、見た目や雰囲気もバッチシ決めて「馬鹿馬鹿しい?これが最高に格好いいんだろがい!」ってな風にロックした彼ら、The Darknessが帰って来ました。

突然イギリスに現れ、色モノバンドとして紹介されていくうちに、ハードロック界のみならずお隣のメタル界のファン、そしてトップシーン蠢く辛口ポピュラー評論家達も巻き込んでファンを増やしていって彼ら。まあただ何というか1stは凄過ぎたかなあって気がします。というか、"I Believe In A Thing Called Love"、"Growing On Me"がキラーチューン過ぎました。
その後2ndも順調に評価され(まあ多くは1st>2ndという評価でしたが、概ね高評価)、バンドは順調に世界進出していきますが、ここでバンドの象徴的な存在であるホーキンス兄弟のJustin兄ちゃん(Vo/Gt)が脱退してしまい、バンドは解散・・・。その後兄ちゃんは若手パワーポップバンドのSaving Aimeeをプロデュースしたり、Hot Legっていうバンド組んだりして、色々やってく内に元鞘に戻り再結成。ファンとしては待望の7年ぶりの新作なわけです。

With A Woman


確かにバンド史上の最高傑作ってのも分かる気がします。前よりムラ無く、良い曲が続く感じですし。でも1stの""I Believe In A Thing Called Love"、"Growing On Me"、2ndの"One Way Ticket To Ride"を超えるようなキラーチューンが無かったかなあと個人的に感じてしまいました。
INTROのフレーズやVERSE~BRIDGEのメロディでワクワクするあの感じがちょっと弱かったかも。何か良い感じにまとまり過ぎて、パワーポップっぽくなったようにも感じました。元からそんな所もありますけど、今回は特に。
1stで衝撃的だった、70's~80's Hard Rockの強烈なエグさというか、胡散臭さみたいなのがもうちょっとあったらもっと好きになってたかなあと僕は感じました。Hot Legの時はそういうのがビンビンって感じだったんですけどね。

She Just A Girl, Eddie


勿論糞な曲があるとか、微妙とかではないんですが。
相変わらずJustin兄ちゃんの声はカリスマ性あるし、伸びやか。低いメロディから一気に高いファルセットで聴手の高揚感を煽るし、表現力は初期よりも増したようにも思えます。
リードギターである弟のDanも良い音出してます。ソロはもう本当に歌うようにメロディアスに気持よく鳴いてくれます。個人的にツボなのは彼のノイジーなサウンドよりも、キレイ目な音でコードとアルペジオが混ざったようなストロークする部分。あの音選びが本当に聴いていて気持ち良い。

後もし買うなら日本盤の方がオススメです。"Pat Pong Ladies"は本当にグッドメロディだし、"Cannonball"は初期の潔いくらいにハードロックしてるナンバー。何で日本盤にしか入れなかったんだよってレベルです。

Pat Pong Ladies


これです!マジで良い曲!Danのギターが最高に冴え渡ってる!アレンジやソロがもう本当に最高!
多くのファンが何かしら一つは文句つけながらも、ニコニコしながらプレーヤーの前に座ってると思います。何といっても待望の新作ですからね。

Hot Leg - Cocktails


そしてこれがもしかしたらThe Darknessより好きかもしれないJustin兄ちゃんのバンド、Hot Leg。2ndも出して欲しかったなあ。個人的な好みとしてはThe Darkness 1st>Hot Leg 1st>The Darkness 2nd>The Darkness 3rdって感じかも。





0 件のコメント:
コメントを投稿

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...