Vanilla Sky / The Band Not the Movie (2012)



Rate: 8.7/10.0
Genre: Pop Punk/Melodic Punk/Rock
For Fans of: Yellowcard, Craig's Brother, From Dawn To Fall.
Country: Rome, Italy.
Label: Bullion Records
Official: http://www.vanillaskyrock.com/

01. Invincible
02. Ten Years
03. 30 Is The New 20
04. The Longest Winter
05. Giving Back
06. -
07. Slow Motion End
08. Hold On
09. Wake Up Call
10. Falling Out
11. A Nation Of Allright
12. Just a Kiss
13. I Won't Ask, You Won't Tell
14. Don't Wanna be a Star

Vanilla Sky - Ten Years


これはヤバい。正直このバンドを舐めていました。
所謂00年代初期に盛り上がっていったUS Pop Punkの新しい波に対する、欧州からの回答・・・という形で、日本では押し出された感じのこのバンド。以降「Vanilla Skyの誰それがプッシュするイタリアの新星!」って形で、後輩バンドのデビューに箔を付けるばっかりで、彼らの作品自体その後輩達よりもパッとしないなあと思ってました。本国の人気や活躍は分からないので、「個人的な作品の好み」という点で、ですが。

それがどういう事か、今作で完全に突き抜けました!Melody Fallがなんだ!Last Day Before Holidayが、Notimeforが、Red Summer Tapeがなんだ!と言わんばかりに、後輩たちをぶっ飛ばすようなクオリティの作品が完成しました。

30 Is The New 20


何で良いかっていうのも、まあ色々理由はあるんでしょうけど・・・所謂「パンクバンドの原点回帰」だから疾走感が増えたとか、攻撃的になったからそういうことではない気がします。こんなに僕にとって素晴らしい作品なのは、ポップパンクバンドとしての衝動性っていうのを取り戻したからかなあと勝手に思ってます。「凝り固まったアルバムコンセプトを捨て、グッドメロディなパンクソングを歌うことへの戸惑いや抵抗を一切捨てた」って言う意味での衝動性を。

そうなんです、何といってもメロディが良いんです。キャリアの中で一番グッときます。何て言うか、Kung-Fu RecordsとTakeover Recordsのサウンドが仲良く肩組みながらBullion Recordsに突っ込んでくるって感じ(意味不明)つまり僕のツボを突きまくるメロディってこと。

Invincible


ただそうは言っても、彼らも作品をいくつも出してキャリアを積んできたわけで。原点回帰の初期衝動と言っても、アレンジやサウンドはかっちり丁寧に作りこまれています。それがまた良い具合にメロディを彩っていて良い感じ。

近年の彼ららしいソリッドなロックナンバー"Invisible"で開幕し、彼らのキャリア10年の思いを凝縮したような"Ten Years"で今作が会心の出来だと確信させます。
疾走感のあるVERSEパートに、フックのあるCHORUSと、Pop Punkファンのツボを付く展開を見せてくれる"30 Is The New 20"なんかは、Hit The Lights好きにもオススメな感じ。
"Hold On"はBrian(Vo/Gt)が以前プロデュースしたFrom Dawn To Fallとの共作曲で、FDTWを思わせる伸びやかなコーラスパートが魅力。

何て言うか、ポップパンクファン全てのハートをガッチリ掴む名作!というわけではなく、Pop PunkとMelodic Punk、Pop Rockなんかが音として曖昧でクロスオーバーしていたあの頃・・・00年代初期を青春時代として過ごした人の心を掴んでやまない作品なんじゃないかと。
少なくとも僕にとってはかなり良い感じな作品でした!

Slow Motion End



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