(Push Album) Authority Zero / Tipping Point (2013)



Rate: 9.2/10.0
Genre: Skate Punk/Melodic Punk/Reggae
For Fans of: Pennywise, Rise Against, Strung Out.
Country: Arizona, US.
Label: Hardline Entertainment/PCI Music
Official: http://authorityzero.com/

1. No Other Place
2. Undivided
3. For The Kids
4. Take or Leave It
5. Struggle
6. Lift One Up
7. On The Brink
8. Today We Heard The News
9. The Tipping Point
10. Shakedown In Juarez
11. Endless Roads
12. 21st Century Breakout

No Other Place


初期の彼らはReggaeからの影響を感じさせながら、Bad ReligionやPennywiseを彷彿とさせるようなEpitaph直系のSkate Punkバンドでした。前作4th"Stories of Survival"辺りでは、Skate Punkというよりは、Rise Against/Nations Afire的な展開力のある力強いMelodic Punk Rockって感じになってます。
しかし全く変わってしまった!というわけではなく、そういう曲やそういう要素を感じるだけで、彼らの持ち味であるレゲエルーツなメロディやアレンジ、アグレッシブな疾走パートは健在。むしろバランスが更に良くなり、バンドとして成熟した所を見せつけてくれました。

Undivided


今作は前作よりも更に攻撃的で、初期のようなSkate Punkナンバーも多数収録されているし、お馴染みレゲエナンバーも。前作に収録されていたようなパワフルでキャッチーなメロディック・パンクナンバーもあるし、かなり美味しい作品!!そしてどの作品よりもキャッチーで、垢抜けた印象です。
前作も最高傑作!と言いましたが、今作も負けず劣らずの良作!!間違いなく発売されてからよく聴いている作品の1つだし、今年のベスト候補なのは間違いないです!

メンバーチェンジはバンドをやっていて避けられない事ではありますが、このバンドはオリジナル・メンバーはヴォーカルのみになってしまいました。恐らくメインコンポーザーが彼なのでしょうし、バンドの魅力でもある彼の歌いまわしや声質がある限り、このバンドは変わらずにいられるのでしょう。
今回新たに加入したのがSean Sellers。Good RiddanceやThe Real McKenziesでドラムをプレイしている彼が加入しました。3つも掛け持ちって大丈夫なのかしら・・・GRもTRMも現在も活動しているバンドですしね・・・。とりあえずの加入って感じなんでしょうかね。
プロデューサーも2ndから4thまで手がけていた、お馴染みRyan Greeneではなく、Pennywise/Alkaline Trio/Strung Out/Zebraheadを手がけるCameron Webb。好評だったPennywiseの最新作も彼のプロデュースによるもの。良い仕事してますねえ。

Today We Heard The News

しかし"No Other Place"の格好良さ半端ないですね!前のめりなまでにアグレッシブな展開、そして必殺の「オーオーオ!」コーラス!たまらんです!続く"Undivided"はイントロの時点で格好良過ぎるし(例えるなら欧州のモダンメロディックみたいなイントロ)、歌メロが始まれば得意の小粋な歌いまわしで、ニヤニヤが止まりません!
"Take or Leave It"は00's Melodic/Pop Punkバンドも真っ青のキャッチーさで、お次は忘れてないよとばかりにゆるいレゲエナンバー"Struggle"。タイトルトラックの"Tipping Point"は疾走感・攻撃性・メロディが凄く良いバランスで、それらを力強い展開で曲を良い方向に持って行ってくれてます。グッドメロディなコーラスへの持って行き方とか最高です。一番好きな曲。
"Endless Roads"はシンガロングパートが多くて、ライブでむちゃくちゃ盛り上がりそうな曲だし、アルバムの最後を飾る"21st Century Breakout"も手を抜かないアグレッシブな疾走ナンバーで、本当最高なアルバム!

The Tipping Point


是非多くの人に聞いてほしい作品ですね。彼らもリリースを重ね、来日も経験しているバンドなので、知名度も決して低いというわけではないはず。名前は聞いたことあるけど・・・って人は是非今作のリリースを期に、今作を手にとって見てほしいです。一番聴きやすいと思うので是非。Epitaph系の音を期待しているなら1stの"A Passage In Time"か2ndの"Andiamo"をオススメしますが。

とにかくオススメ!要チェックです!


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