Anchors / Lost At The Bottom Of The World (2012)



Rate: 8.9/10.0
Genre: Screaming Fast Melodic/Hardcore/Punk
For Fans of: Strung Out, A Wilhelm Scream, Strike Anywhere.
Country: Melbourne, Australia.
Label: Creator Destractor.
Official: http://lostatthebottomoftheworld.com/

1. Death Rattle
2. Everything's Amazing and Nobody's Happy
3. Break Classic
4. Tour Dogs
5. Cold Snap
6. Safety First, Then Teamwork
7. High and Low
8. From Miles Above
9. Lazarus Sign
10. Grimes
11. Coastlines
12. New Limit

Break Classic


叙情的なフレーズも交え始めちゃったもんだから、そのエモーショナルな疾走感にも磨きがかかりまくりの2ndアルバム。オーストラリアはメルボルンのメロディックハードコアバンド、Anchorsの2ndアルバムをレビュー。

このバンドのStrung OutやA Wilhelm Screamに影響を受けた「暑苦しい歌いまし」が魅力であると同時に、「引き出しが余りないかなあ」と感じる要素の1つでもありました。今作でも前作同様、暑苦しい歌いまわし/メロディは健在ですが、アレンジそのものの引き出しは増えたし、ほんのり優しいメロディも歌えるようになり、前作よりは飽きにくい作品に。おかげで凄く聴き込み易くなりましたね。

Lazarus Sign


The Story So Far周辺のPop Punkシーンの影響も少なからず受けてるのかな?ってアレンジや節回しも見られるので、そういう意味でも面白い。メロディックでテクニカルで、エモーショナルで渋くて、キャッチーで暑苦しくて…現行のパンクシーンの音を凝縮させつつも、しっかりと90's Melodic Hardcoreの匂いを強烈に放っています。

Strung OutやA Wilhelm Scream的な捲し立てるヴォーカルとシンガロングに攻撃的なフレーズが飛び交うファストチューン、"Everything's Amazing and Nobody's Happy"や"Break Classic"、"High And Low"や"Grimes"等では以前と変わらぬ前のめりなスタイルを見せつけます。
"Tour Dogs"で(彼らの中では)落としたテンポでのメロディアスな歌いまわしは成長を感じさせるし、"From Miles Above"や"Lazarus Sign"なんかを聴いていると、The Story So FarやSuch Gold辺りが好きな人にもイケる方向性のエモさも感じさせます。"Coastlines"なんか叙情派Metalcore好きそうな泣きのフレーズ飛び交う疾走チューンだし、"New Limit"なんかは如何にもって感じの最後っぽい聴かせるタイプの曲で、それがまた良い曲で・・・出来過ぎな感じで思わず笑っちゃいます。

Coastlines (Live @ The Factory Theatre, Sydney)


間違いなく成長を感じさせる好盤だし、メロディック好きのみならず、叙情派好きやポップパンク好きにも広く聴かれて欲しい作品だと思います。


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