(Push Album) Banquets / Banquets (2013)



Rate: 9.1/10.0
Genre: Heartland Rock/Punk
For Fans of: The Gaslight Anthem, Iron Chic, Dear Landlord.
Country: New Jersey, US.
Label: Black Numbers
Official: https://www.facebook.com/banquetsamerica

1. Little Shallow
2. Big Big Waves
3. Call It A Comeback
4. Paths
5. March 19th
6. Starts And Stops
7. Fade From Gold
8. Burns In The Breeze
9. The Flicker And The Flame
10. Daggers


Facebookの影響を受けたものにEddie Moneyを挙げる渋いPunkバンド、Banquetsの2ndをレビュー。

前作はDead To Me、Red City RadioやBanner Pilot的な、熱量のあるRough Melodicサウンドって印象でした。ただがなり立てるのではなく、骨太なパンクソングを歌い上げるその歌心にはグッと来てしました。
今作ではより洗練され、The Gaslight Anthem好きなら涎が出てしまいそうな70's RockルーツなPunkアルバムになっています。"Paths"とか特に。"March 19th"なんかは、それこそ80'sのHard RockよりになっていたEddie Moneyっぽい節回しも感じます。こりゃ小さいハコじゃなくても、フェスとかの大きいステージとかでも負けないスケール感を手に入れましたね。と思ったら"Stars And Stops"みたいな疾走チューンも書くし…そしてまた哀愁感のある渋い歌いまわしのCHORUSパートだし…今作に死角なしですね。
そもそも1曲目の"Little Shallow"から"Daggers"までキラーチューンの応酬って時点でヤバイ。

Call It A Comeback


あと、洗練されたと感じたのは、音作りの部分で空間系のエフェクトが前作より効いてるからかなあと。ボーカルもギターも空間的な広がりを感じるし、前作よりも音がクリアに聞こえる感じ。その分ごちゃごちゃしてリードギターのフレーズが聴こえなくならないように、無駄な部分をそぎ落としてソリッドにもなったようにも。
そして、そうやって体裁を整えた外殻のその内側には、前作同様の熱量がしっかり込められていて、楽曲の核として聴き手の魂を揺さぶります。目に見えた分かりやすい「熱さ」ではなく、聴き込む度にじわりと沁みるその「熱さ」の心地よさにリピートが止まらないです。

今年を代表する一枚だと思ってます。間違いなくオススメ。

Distro


Emo/Punk/Hardcore等、様々なジャンルのバンドを発掘し、ディストロをしているCut The TensionさんでLPを購入出来るので、フィジカルで欲しい人は是非チェックしてみて下さい。CDでの発売はないようです。
Cut The Tension: Banquets - Banquets 12"
しかしCut The Tensionさんのブログやディストロサイトを見てると、 良くこんなに良いバンドを見つけてくるなあと感心しきりです。
0 件のコメント:
コメントを投稿

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...