Saves The Day / Saves The Day (2013)






Rate: 8.8/10.0
Genre: Indie Rock/Powerpop/Emo
For Fans of: Fountains Of Wayne, Last Days Of April, Hellogoodbye.
Country: New Jersey, US.
Label: Equal Vision Records/Rory Records
Official: http://savestheday.com/






今作で通算9作目となる作品にセルフタイトルを付けた事からも、彼らの自信が伺える良作です。New JerseyのIndie Rock/EmoバンドのSaves The Dayの"Saves The Day"をレビュー。

Lucky Number


オリジナルメンバーも次々に脱退し、前作辺りではVocal/GuitarにしてメインコンポーザーであるChris Conleyのソロプロジェクトのような感じすら出ていたように感じました。今作もまあ内省的なゆったりしたIndie Rockかなあとか思って蓋を開けてみれば、何ですかこの軽快でキラキラしたエモーショナルでポップなサウンドは?!"Beyond All of Time"や"Lucky Number"の一時期のLast Days Of AprilのようなGuitarpop/Indie Emoって感じで、凄く心地良いです。もはや"In the In Between"や"Ain't No Kind of Love"等は、Fountains Of Wayne的Powerpopってくらいのシンプル&キャッチーな爽快さ。日本のThistime Recordsサウンドが好きな人はドツボな感じ。

もはや初期のLifetimeフォロワー的メロディックサウンドは誰も期待していないだろうけれど(僕は期待していますよ?)、"Stay What You Are(2001)"~"In Reverie(2003)"期の感じを期待している人は多いと思います。あのヘロヘロの声に、エモーショナルなフレーズ、それにノイズを乗っけて掻き鳴らす感じが、ナードな部分を聴き手に感じさせてサブカル心を擽るのかなあと勝手に思っているのですが…ともかく、未だに人気の作品ではあるのです。

In The In Between


今作は、そういった層だけ好きな人も納得の出来なのではないかと感じました。そして全作彼らの作品を追った熱心なファン程気に入ってしまいそうな…つまり今まで彼らが経験した、Punk/Emo/Alterative/Indie/Powerpop/Folk全ての要素を極上のIndie Pop Rockサウンドで練り上げたというか。今作の魅力の1つには、そういった様々な要素をバンドの演奏するフレーズやアレンジから感じれとれるような気がして、Saves The Dayとしてのバンドサウンドが聴ける所だと思います。そうやってSaves The Dayというバンドとしての集大成を感じたからこそ、そしてそれに自信と充実感を持ったからこそのこのタイトルなのかなと思いました。

程良い疾走感に飛び交うエモーショナルなフレーズ、時にはシンプルにコードを掻き鳴らしキャッチーなメロディを歌う。そこにChrisのあの切ない歌声が響いているだけでもう最高。"The Tide of Our Times"みたいなちょっとPunkっぽい曲もあったし、次作ではまさかPunkアルバムもあり?なんて未来に期待してしまう程ポジティブなアルバムだと思います。

Stand In The Stars


Tracklist


    1. Remember
    2. In the In Between
    3. Beyond All of Time
    4. Ain’t No Kind of Love
    5. Lucky Number
    6. Xenophobic Blind Left Hook
    7. The Tide of Our Times
    8. Supernova
    9. Verona
    10. Ring Pop
    11. Stand in the Stars
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