Sleeping With Sirens / Feel (2013)







Rate: 8.3/10.0
Genre: Alternative/Screamo/Post Hardcore
For Fans of: Saosin, Pierce the Veil, Hands Like Houses.
Country: Florida, US.
Label: Rise Records.
Official: Facebook




Billboardに上がるようなR&B/Soul的な歌いまわしを多用するバンドが、Post Hardcore/Screamoに限らず(Pop Punk等)が増えたなあと感じてもう結構経ちます。そんな中でSleeping With Sirensはそういうタイプのバンドの中でも特に高いトーンとキャッチーなサウンドで人気を誇るバンド。Florida出身の彼らの3rdアルバムをレビュー。

Low


やや高過ぎる声のバンドって聴いていて落ち着かなくなる事があったり、食傷気味になってしまいますが、こういうハイトーンなエモーショナルなAlternativeバンドの中ではかなり聴きやすいバンドなので、比較的気になりません。もしかしたら、Post Hardcore/Screamoとかが好きな人にとっては、割りとシンプルな展開や垢抜けたメロディとサウンドに物足りなさを感じてしまうのかもしれませんが、余りこのテのジャンルを聴かない僕にとっては、心地良いバランスでしたよ。"Here We Go"や"Low"とかこういう疾走感のあるエモーショナルロックソング大好物です。Saosinの"It's So Simple"やNumber One Gunの"Pretend"、Conditionsの"Better Days"とかAnberlinの"Godspeed"みたいな。

Alone featuring MGK


IncubusライクなAlternativeナンバー"Free Now"では、VocalのKellin Quinnの広い音域を活かした歌いまわしがグッと魅力的に感じたし、"Alone"ではリズムとメロディの乗せ方が最近のR&Bっぽいなあと思ってたらラップが入ってて面白かったです。他にも、泥臭いハードロック風な感じなのに、絡んでくるエレクトロサウンドとハイトーンヴォイスに垢抜けまくっちゃってる"The Best There Ever Was"や"Congratulations"や"Déjà Vu"。こういうサザンテイストなノリは今のシーンでも人気のようですね。後半の"Sorry"や"Satellites"はModern Rockバンドのようなスケール感のバラードナンバーだし、1stを聴いた時よりも、メジャー感を持ったバンドになっていますね。

Congratulations Feat. Matty Mullins


ただ上記でも述べましたが、ただでさえ高過ぎるボーカルにヘヴィなサウンド、それに加えてシンセやドラムの打ち込みが被さるので、如何せん情報量が多い。例え繊細なギターフレーズを絡ませてたとしても、かなり集中してないと聴き取れなかったり、バックの音がグチャッと潰れて聴こえてしまう事も。聴いていてお腹いっぱいになってしまいそうですし。
これだけキャッチーなメロディが魅力的だと思えるバンドですし、色々な音楽を吸収してRockバンドとして大成しようとしているのだから、もっと色々削ぎ落としたソリッドなサウンドにした引き算の作品を作っても面白いのかなあと、素人考えで思ってしまいました。普段Punkとか聴いてるからそう思ってしまうのかもしれませんが。今はこういう洪水みたいに押し寄せてくるサウンドがスタンダードなのかもしれませんね。

Tracklist

    1. Feel
    2. Here We Go
    3. Free Now
    4. Alone (feat. MGK)
    5. I'll Take You There (featuring Shayley Bourget of Dayshell)
    6. The Best There Ever Was (featuring Fronz of Attila)
    7. Low
    8. Congratulations (featuring Matty Mullins of Memphis May Fire)
    9. Déjà Vu
    10. These Things I've Done
    11. Sorry
    12. Satellites




0 件のコメント:
コメントを投稿

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...